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おすすめのノーコード開発ツール12選の比較!学習方法も徹底解説

おすすめノーコード開発

皆さんこんにちは。 近年、日本でも大きな注目を集めるノーコード開発ですが「ノーコードについて興味はあるけど、どのようにして勉強すればよいのか分からない。」「どのようにして最適なツールを選べばよいのか分からない」といった方も多いかもしれません。

そこで今回は、主要なノーコード開発ツールの特性や選び方に加えて、学習方法について紹介していきます。

ノーコード開発ツールの特徴の選び方

 

ノーコードツールには「Appsheet」や「Bubble」といった汎用性のあるツールから特定の用途に特化したものまで、多種多様なツールが展開されており、それぞれに「得意なこと」と「できないこと」があります。

そのため、ノーコード開発ツールを選ぶ際は、それぞれの特徴を理解し、自分の目的に合ったものを選ぶことが重要になります。

ノーコードツールは「業務改善ツール」「Webアプリ開発」「スマホネイティブアプリ開発型」「用途特化型(ECサイト・デザイン製作成など)」に大別されます。

これらのノーコードツールは、随時、機能が拡張されており、区分や境界線は必ずしも明確ではないものの、ツールを選ぶ際の参考にしていただければと思います。

(参考:『ノーコードカオスマップ2020』)

 

おすすめのノーコードツール12選の特徴と比較

WEBアプリケーション開発用ノーコードツール

Bubble

bubble使い方

2011年にニューヨークで生まれたbubbleは、ノーコード業界の牽引役ともいえるプラットフォームと言えます。

度重なる大型調達を繰り返すことで成長してきたBubbleのユーザーは、2021年4月の時点で、80万人を超えており、コンポーネントの豊富さや開発環境の柔軟性は、数あるノーコード開発ツールの中でも随一といえます。2021年7月に100億円の大型調達を行ったことでも話題となりました。

Bubbleは、あらゆる種類のWEBアプリケーションを開発することが可能で、チュートリアルやドキュメントの豊富さも魅力です。

日本でも利用者が多く、Twitterやnoteでは数多くの情報が日本語で発信されているので、学習環境も急速に整ってきています。全くの初心者にとっては、それなりの学習コストがかかるものの、総合的に見ると非常に優れた開発ツールと言えるでしょう。

 

WEBアプリ
スマホアプリ
業務用アプリ
WEBサイト・EC

ノーコード開発者の声

「Bubbleは難易度が高い分、かなり自由に構築できるツールです。他のノーコードツールで物足りない方は、ぜひ挑戦してみてください。」(あぽと@NoCodeエンジニアさん

【参考記事】

Bubble-おすすめのプラグインまとめ
ノーコードツールBubbleを使用して開発されたアプリの成功事例5選

Glide

初心者向けノーコードツール

「Googleのスプレットシートから5分間でアプリを作ろう」というキャッチコピーの通り、Glideの特徴は、その圧倒的な操作性です。

エクセルやスプレットシートを触ったことのある人であれば、ブロックパーツを動かしていくだけで、チュートリアルを見なくてもECサイトや業務管理アプリを簡単に作成することができます。

従業員の勤怠管理や業務管理に関するアプリの作成に秀でており、日々の業務をサクッと効率化したいという方におすすめです。

Bubbleと比べると機能に制限はありますが、直感的な操作を追求したGlideのUIは非常に洗練されており、テンプレートの種類も豊富であるため、誰でも簡単に実用的な業務用アプリを作成することが出来ます。

WEBアプリ
スマホアプリ
業務用アプリ
WEBサイト・EC

【参考記事】
【ノーコード初心者におすすめ】Glideの使い方「無料でECサイトを作ってみよう」

スマホネイティブアプリ開発用ノーコードツール

Click

国産ノーコード

ノーコードジャパン株式会社が開発するClickは、誰でも簡単に自分のアイディアをカタチにできる国産ノーコード開発プラットフォームとして誕生しました。

2021年4月時点では、スマホネイティブアプリの開発がメインとなりますが、今後は各プラットフォームとのAPI連携を進めていくことで、より汎用性の高いノーコードツールを目指しています。

Clickでは、お問合せフォーム、ご意見箱、SNS、UI/UXの4ステップを経ることで、誰でも簡単にアプリ開発をはじめられるチュートリアルを用意しています。基本使用料は無料となっており、有料プランでは、アップルストアやグーグルストアにアプリを公開できる機能が追加されます。

NoCodeForumでは、Clickに実装してほしい機能をリクエストできるフォームを用意しております。「こんな機能を追加してほしい」という方はお気軽に投稿してください。

WEBアプリ
スマホアプリ
業務用アプリ
WEBサイト・EC

ノーコード開発者の声

「エディターまで全て日本語で対応できる世界一触りやすいツールです。ネイティブアプリにも対応しているため、これから大注目のツールです。」(NoCode学生会・山口鳳太さん)

Adalo


adaloノーコード開発

Adaloは、はじめてノーコードツールを使用する人であっても、チュートリアルに従ってボタンをクリックしていくだけで、様々アプリを作成することができます。

UI・UXが優れており、パワーポイントを扱うような感覚で直感的なアプリ開発が可能です。特にスマホネイティブアプリの開発には定評があり、テンプレートを元にカスタマイズしていくだけで短期間で作成することが出来ます。

アイデアの壁打ちやモックを作成する際に利用されることも多く、新規事業開発の際に「とりあえずMVPを作ってみたい」といった方には最適です。

WEBアプリ
スマホアプリ
業務用アプリ
WEBサイト・EC

 

【参考記事】
【Adaloの使い方】ノーコード開発ツールを使って無料でフードデリバリーサービスを作ってみよう

【ノーコード】IT業界が根底から変わる、日本人の知らないノーコード開発アプリの衝撃

 

業務用アプリケーション開発用ノーコードツール

Airtable

Googleノーコードおすすめ

Airtableは、スプレッドシート型の操作画面からアプリケーションを作成できるノーコード開発ツールです。

Airtableは「Access とExcelを組み合わせたような使い心地」と表現されることが多く、Glideと同じようにセルにデータを入力していくことで、様々な業務用アプリを作成することが出来ます。

iOS やAndroidのスマホアプリの開発も可能ですが、現段階では、スケジュール管理、プロジェクトの進捗管理や統計処理・管理ツールといった業務管理ツールとして使われることが多いです。数多くのSaaSが跋扈する業務管理ツールの中でも要注目です。

WEBアプリ
スマホアプリ ×
業務用アプリ
WEBサイト・EC ×

ノーコード開発者たちのコメント

「Airtableは最近になってどんどん機能がアップデートされていっているので、ノーコードを勉強するなら必ず習得すべきツールになっています。」(NoCode学生会・山口鳳太さん)

 

PowerApps

大企業ノーコードおすすめ

「ツールを手にした全員が開発者」というコンセプトを持つMicrosoft Power Appsは、近年、マイクロソフトが力を入れているノーコード・ローコードプラットフォームです。

Office 365 や Dynamics 365、Azureはもちろんのこと、その他の社外アプリに接続できる拡張性も魅力であり、ノーコードとローコードをシームレスに接続できる開発環境も整っています。

WEBアプリ
業務用アプリ
スマホアプリ
WEBサイト・EC

 

AppSheet

Appsheetノーコードおすすめ

Appsheetは、表計算型データベースを搭載したノーコードツールであり、様々な種類の業務用ボットをノーコードで作成することができます。2020年にGoogleにより買収されたことでも話題になりました。

様々なプラットフォームのデータを連携させることで、ツール横断的に業務を自動化することができます。

 

WEBアプリ
業務用アプリ
スマホアプリ
WEBサイト・EC ×

【参考記事】
【AppSheet使い方】Google傘下の最強ツールを徹底解説

Notion

Notionノーコード

Notionはドキュメント管理やスケジュール管理などに優れた汎用ツールです。All-in-one workspaceと標ぼうしている通り、各SaaSを繋げてひとつの画面で管理できます。初心者にも使いやすく日本でも急成長している注目のツールです。

NTT コミュニケーションズが提供するNeWorkの FAQ ページや、One CapitalのコーポレートサイトはNotionで作られており、その用途は多岐に渡ります。日本語の解説記事も多くあるため、初心者でも比較的学習しやすいツールであると言えます。

WEBアプリ
スマホアプリ
業務用アプリ
WEBサイト・EC
【ノーコード開発者の声】
「Notionを使うメリットはいくつもありますが、私がとりわけ気に入っているのはその速さと運用の簡単さです。私はスタタイというスタートアップ関係のメディアを運営しているのですが、やはりメディアにとって重要なのはページ遷移の速さ。ページ遷移があまりに遅いとユーザーの離脱率が上がってしまう等、SEO的にも不利だと言われますが、これまで見てきたウェブサイトの中では間違いなくダントツに速いのでメディア運営者としては大変助かっています。また、Webブラウザ・PCアプリ・スマホのネイティブアプリすべてに対応しているので、何か修正したい項目を見つけた場合、その場ですぐに好きなデバイスで修正できます。もちろん新しい記事をスマホで書いてそのまま投稿することも容易にできるので、とにかく運用が楽です。」 (スタタイ運営者・平田智基さん)

Forguncy

「エクセルとアクセスのいいとこどり」というキャッチコピーの通り、Forguncyは、複数のシステムと直接接続して参照・更新が行えるデータ管理機能やExcel感覚でレイアウトができる画面デザイン機能を備えたノーコード開発ツールです。

基幹システムでは対応できず、仕方なくExcelやAccessで管理していた業務のサブシステム化するのに優れています。

ノーコード業界では老舗のツールとして知られており、導入事例も数多くあります。

WEBアプリ
スマホアプリ ×
業務用アプリ
WEBサイト・EC ×

 

 

 

WEBサイト・ECサイト作成ツール

Shopify

shopifyノーコード

近年、急速にシェアを拡大しているプラットフォームです。広告管理、顧客管理までECに必要なあらゆるサービスが揃っており、事業規模の大小を問わず、ECサイト作成ツールとして第一選択となります。

Web Flow

webflowノーコード

WebFlowは群雄割拠ともいえるECプラットフォーム市場において、近年、急成長しているサービスであり、時価総額は2000億円を超えます。WebFlowの特徴は、圧倒的なGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)の操作性です。

直感的な操作により、非常に美しいサイトを構築することができます。日本語に対応しておらず、日本語の解説記事も充実していないのがネックですが、UIが優れているので誰でも簡単にハイクオリティなECサイトを作成することができます。

Base

baseノーコード

昨年、マザーズへの上場を果たしたBaseでは、これまでに140万以上のショップが開設されています。テンプレートや顧客管理ツールの他、集客・販売サポートも充実しています。

 

 

ノーコード開発ツールの学び方

最後にノーコード開発ツールの学び方について紹介したいと思います。

1.テンプレートを最大限活用する

主要なノーコード開発ツールでは、初心者向けにテンプレートが用意されています。

Adaloの場合は、ToDo List、辞書アプリ、チャットアプリ、コーチングアプリ、マッチングアプリ、アポイントメントアプリの6種類の無料のテンプレートが用意されています。

Bubble、Appsheet、Glide、Webflowなどでは、数10種類以上のテンプレートが用意されており、有料プランにすることですべてのテンプレートが使用可能になるものや、マーケットプレイスで個別に購入するものがあります。

初めてツールを触る時には「自分の力で1から作ろう!」と意気込んでしまうものですが、アプリ開発に慣れていない人は、まずはテンプレートを使ってみて、必要に応じて順次カスタマイズしていくという方法をオススメします。

アプリ開発の全体像を俯瞰できる他、効率よくツールの扱いに慣れることが出来ます。

テンプレートを使うことでロジック設計に関する理解も深まるため、初心者にとっては、自然な学習プロセスだと言えます。

ノーコード開発初心者

 

2.デザインはレコメンド機能とデザインツールを組み合わせよう

デザインの良し悪しは、アプリやサービスの価値を決める大きな要因のひとつですが、優秀なデザイナーを雇う余裕がないという方も多いかもしれません。

そんな時は、ノーコードツールのレコメンド機能を使うとよいでしょう。ノーコードツールのテンプレートを使用すると、デザインに関するレコメンドも提示されることが一般的です。

レコメンドされるデザインは、テンプレートのUI/UXの特徴とマッチしたものなので、非デザイナーの開発者にとっては大きな助けとなるでしょう。

下の画像はAdaloのチュートリアルにおける配色の設定画面です。ビビッドな色合いが並んでいますが、実際の画面を見てみると洗練されたデザインとしてまとまっていることが分かります。

ノーコード開発初心者

 

また、近ごろは、最新のUI/UXのトレンドのデザインを利用できるサービスが数多く登場しています。CanvaHotPotFreepikなどでは、アプリのロゴやトップ画像から各種SNS用のバナーに至るまで、非常にクオリティの高いデザインアイテムが多数用意されています。

無料で使えるものも多いので、自分にあったデザインツールを組み合わせていくことで、アプリの価値を向上させましょう。

 

3.作成したい機能やロジックはあらかじめ紙に書きだす

前述したように、最近のノーコードツールは、テンプレートやデザインを選択し直感的に操作をしていくだけでアプリを作れてしまいますが、作成したい機能やロジックを事前に整理する作業は非常に重要です。

テンプレートには、自分が欲しい機能やロジックが備わっていない、あるいは余分に備わっているといったことは多々あります。

例えば「タスクを完了したらチームに通知がいくようにしたいのに、デフォルトでは通知機能がない」「Q&Aサイトに投票機能がついているが、会社内で使うだけなので必要ない」という場合、必要な機能や「〇〇の場合には△△という処理をしたい」といったロジックを書きだしてチームで共有することで、機能の過不足に対応できます。

4.分からないことはすぐに誰かに聞ける環境を作る

ノーコード開発ツールに限った話ではありませんが、学習中に壁にぶつかったり、分からないことがあった時は、一人で悩む必要はありません。

身近に質問できる人がいるのであれば、それに越したことはないのですが、TwitterやClubHouseなどのSNSでは、積極的に発信をするノーコード開発者も増えてきており、質疑応答に応じている人も多くいます。

ノーコード開発を進めていく上で、分からないことがあったら気軽に質問してみましょう。

また、ノーコードジャパンでは、無料でノーコード開発に関する質問ができるNo Code Forumを運営していますので、お気軽にご利用ください。