金融特化型ノーコードツールを提供するEGARは、2月19日、モスクワに拠点を置くZENIT Bankの次世代型財務管理システム構築に成功したことを発表した。

銀行の財務管理システムは、通常、手作業で行われてきた財務プロセスを自動化するためのソフトウェアである。財務管理システムによって、銀行口座の統制、コンプライアンスの順守、銀行間取引・財務取引等の管理を自動で行いながら、資金と流動性を可視化することが可能になる。
ZENIT銀行は2016年よりEGARを利用してこの次世代型財務管理システムの開発に着手しており、本システムによって、ZENIT銀行のコルレス口座(海外送金にあたり通貨の中継地点となる銀行口座)における入金・出金の双方にリアルタイムの透明性をもたらし、ZENIT銀行の他内部システムとの統合が実現されたようだ。
銀行におけるノーコードツールの導入事例が具体的に公開されることは珍しいが、金融機関におけるノーコードツールの導入事例は増加傾向にあることが各種レポートやノーコードソリューション提供企業により示唆されており、今後も注目を集めそうだ。
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