米ハーバード大学と米マサチューセッツ工科大学が共同で設立したオンラインコースプラットフォーム「edX」(MOOC = Massive Open Online Course) 上で公開されている講座である「CS50: Introduction to Computer Science」「CS50’s Web Programming with Python and JavaScript」の日本語訳が無償公開された。
CS50は、edX で最も人気なコンテンツの一つとして知られ、全世界の282万人のユーザーがこの授業に履修登録をしている。
今回の翻訳プロジェクトは、プログラミング教育事業「CODEGYM」を運営する株式会社LABOTが担う。同社は、CS50 が定める Creative Commons Licence に準拠する形で、日本語版の翻訳作業を進めていくという。
CS50は、コンピューターサイエンスとプログラミングのイントロダクションとも言える講座で、プログラミングの経験の有無に関わらず、アルゴリズム的思考や問題解決のプロセスを学ぶことが出来る。
扱うテーマは、抽象化、アルゴリズム、データ構造、カプセル化、リソース管理、セキュリティ、ソフトウェアエンジニアリング、ウェブ開発など。言語は C、Python、SQL、JavaScript に加え、CSS と HTML を使用する。
問題の題材は、生物学、暗号、金融、科学捜査、ゲームなど幅広い分野から集められており、講座修了すると、 edX.org を通じて修了証が授与される。
講義ノートや問題の事例
Week1 Algorithm
Week1 クレジットカードの問題
学習内容
・コンピュータサイエンスとプログラミングの広範かつ強固な理解
・プログラミング問題を効率的に解決するためのアルゴリズムの考え
・抽象化、アルゴリズム、データ構造、カプセル化、リソース管理、セキュリティ、ソフトウェアエンジニアリング、Web開発などの概念
・C、Python、SQL、JavaScriptに加え、CSSやHTMLなど、多くの言語に精通していること
・様々なレベルの学習者が集う活気あるコミュニティに参加する方法
・最終的なプログラミングプロジェクトを開発し、仲間に発表する方法