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NO CODE ARMY代表・植村弘明「アパレル業界をノーコードでデジタル改革」

ノーコード開発アーミー

皆さんこんにちは。最近は、様々な業界の方がノーコードツールを使ってアプリ開発をする事例が増えてきました。それに伴い、誰でも気軽に扱うことができるノーコードツールは、これまでITからは遠いとされてきた業界の人達の間でも大きな注目を集めています。
今回紹介するNO CODE ARMYは、元々アパレルを手掛けていたママン東京の新規事業として発足したノーコード開発チームであり、ノーコードツールを使ったシステム開発やノーコードツール用のプラグイン開発の他、サイバーセキュリティコンサルティング業などを手掛けています。
NO CODE ARMYは、元々アパレル業界の会社であったのにも関わらず、既に数多くの開発案件を手掛けてきており、先月、書籍「ノーコード革命」を出版したことでも話題になっています。そこで今回は、NO CODE ARMY代表の植村弘明氏に、アパレル業界からノーコード業界に参入した経緯やノーコード開発の可能性についてお聞きしました。
【植村弘明】
陸上自衛隊高等工科学校を経て、陸上自衛隊に入隊。2019年まで、特殊武器防護隊にて勤務。除隊後、不動産会社勤務を経て、2020年、オーダーメイド服の製造・販売を手掛ける株式会社ママン東京を設立。2021年、ノーコード開発に特化した部署・NO CODE ARMYを設立。

 

 

-NO CODE ARMYについて簡単に自己紹介してください。

NOCODE ARMY は「できないを形に」をスローガンとした、株式会社ママン東京を主体とするノーコード関連の開発チームです。昨今のノーコード業界の盛り上がりやノーコード開発の需要の増加からこの業界に参入した私たちは、ノーコードの受託開発業やノーコード開発プラットオームのプラグインやAPIの開発を手掛ける他、サイバーセキュリティコンサルティングなどを行っています。

 

-ノーコード業界に参入した経緯について教えて頂けますか?

弊社は、元々、東京都江戸川区小岩でオーダーメイドのギフトショップを運営しており、主にペット服・ベビー服などを製作・販売を手掛けてきました。

オーダーメイドの商品は、お客様に喜んでいただくことが多い一方で、製作には手間と時間がかかるものです。例えばオーダーメイドのペット服の製作する場合、サイズを採寸しなければいけないので、一度ペット同伴で店舗にご来店いただく必要があります。お客様の手間と時間がかかる上に、店側もそれまで製作に着手できないため、効率の悪さを感じておりました。さらに、昨年、追い討ちをかけるようにコロナウイルスが猛威を振い、その影響で客足も減ってしまったため、社内で新たな取り組みを模索するようになったのです。

様々な事業を発案した中で、「オーダーメイド服を作成できるアプリを制作すれば、リモートでもお客さんとやり取りをしながら製作を進められる上、より多くの方に使って頂けるのではないか」と考え、アプリの制作に着手しました。

しかし、予算の見積りをとると、開発に数百万円はかかる上に、諸々も準備にも合わせても最低2~3ヶ月は時間を取られなければなりませんでした。そのため、よりコストを抑え、より早く開発できる方法を模索していたところ、ノーコードの存在を知り、ノーコード開発ツールAdaloを用いて「ママンオーダーメイドアプリ」を開発しました。

自社でノーコードを開発したことで、コスト面や開発スピード面で大きな優位性を実感ししため、本格的にノーコード開発のチームを組成したのです。

 

-オーダーメイド服を作成できるアプリはどのようなものですか?

ママンオーダーメイドアプリは、その名前の通り、ペットの服のサイズやカテゴリ―を入力することでオーダーメイド服を発注することが出来るサービスです。現在は、まだ、プロトタイプであり、すべてがオンラインで完結するわけではないのですが、今までエクセルで行っていた在庫管理もアプリ上で管理できるため、作業効率が大きく改善されました。

 

-どんな受託開発ではどのような案件が多いですか?

ノーコード開発者

現在のところ、ぺット服のオーダーメイドアプリ、マッチングアプリといったtoC向けのアプリケーション開発や商品在庫管理システムの開発などを発注して頂いています。

ノーコード開発は、お客様の要望を素早く反映させて実装できるため、通常のシステム開発に比べて、より多くの時間をヒアリングに割ける点で、お客様の満足度に繋がっていると実感しています。先ほどお話しましたように、ママン東京は、元々アパレル業の会社であり、アパレル業界の現場の主事情が分かるため、依頼者側の立場に立って開発を進められる点で、特にアパレル業界の方に評価していただいています。

 

-書籍ノーコード革命について

自社でアプリケーションを開発した経験からノーコード開発のインパクトを実感したわけですが、まだまだ、一般的な認知度が低いことや、ノーコードに関して、網羅的に解説された入門書のようなものがないことに気づきました。

そこで「ないのならば、自分達で作ってしまおう」と、NOCODE ARMYの仲間たちと、執筆活動に取り掛かることになったのです。

そうして、先月の24日に出版した「ノーコード革命」では、ノーコード開発が注目を集めるようになった経緯や、開発事例の他、ノーコード業界のトレンドについてまとめられています。ノーコード革命では、小学生やおじいちゃんによるアプリの開発事例も取り上げており、非エンジニアの方にも気軽に読んで頂ける構成と内容になっておりますので、興味のあるに方は、是非、気軽に読んで頂ければと思います。

今後もNOCODE ARMYでは、ノーコードによるシステム開発や啓蒙活動を通じて、少しでも多くの方がアイディアを形にできる、面白い世の中を作るための活動を続けていきます。

 

NO CODE ARMY公式サイト

ノーコード革命: 小学生でも3時間でアプリ開発できる時代がやってきた!