マイクロソフト社は、かねてよりローコードのビジネスアプリケーション作成ツールPower Apps の開発に力を入れてきましたが、同社は、先日新たにノーコード作成ツールを搭載したPower Apps Mobile のβ版を発表しました。
今回新たにモバイル版に追加されたノーコード作成ツールは、CANVASとモデル駆動型アプリ設計ツールの二つになります。
CANVASは、プログラミング言語でコードを書くことなく、Microsoft Power Apps でビジネス アプリを設計して構築します。 CANVASは、PowerPoint を設計するのと同じように、各要素をドラッグ&ドロップすることでアプリの設計が可能で、ユーザーは、サンプル アプリを選択したあとワークフローに沿って、動作やロジックを設計していきます。
一方で、モデル駆動型アプリ設計ツールは、CANVASによる開発とは違い、レイアウトの多くが自動的に配置されるため、ユーザーはコンポーネントの設計に集中できます。今回モデル駆動型アプリ設計には、ジャスチャーサポートやアニメーションなどより洗練されたレイアウトのための機能が追加されました。
これまでCANVASとモデル駆動型アプリ設計ツールは互換性がなかったのですが、今回発表されたPower Apps Mobileではそれぞれのインタフェースを統合してひとつのアプリケーションとして開発ができるようになっています。