12月8日、ERPパッケージのリーディングカンパニーとして知られるSAP社は、SAPTechEdカンファレンスをオンラインで開催し、ノーコード開発用拡張機能「SAP Cloud Platform Extension Suite」の提供開始を発表した。
SAP Cloud Platform Extension Suite公式サイト
従来のSAPの拡張開発(「アドオン開発」)においては、ABAPと呼ばれるSAPの独自言語を用いることが多かったが、本拡張機能を活用することで、コードを記述することなく業務フローの可視化・構成・自動化を実現できる。
中でも特筆すべきは「SAP Ruum」と呼ばれる業務統合用ノーコードツールであり、これらを活用することで、非開発者であっても、SAPを直接操作し、業務改善に役立てることが可能になる。
現在ベータ版が提供されており、ノルウェーの家具メーカーEkornes Ltdの事業運営アナリストによれば、従来長期間のプロジェクトとして実行していた業務プロセスのモデル化を1時間で完了できるようになっているとのことであり、他にもドイツ、アメリカなどの企業で試験的に運用されている。
https://youtu.be/LCKQOguJSL4